俳優に必要なメンタリティ

俳優に大事なものとは?

俳優になりたい人は山のようにいますが、その中にはなるべくしてなった人もいれば明らかにその適性がない人もいます。

この違いは俳優になるために必要なメンタリティが備わっているかどうかで変わってきます。

そのメンタリティは日常生活で備えられるものもあれば、天性のものもあります。

努力してつかむ人もいる一方であえてそうしたメンタリティに背を向けてきた人たちもいます。

こうしたことからも成功を収めるためには心の持ち様というのが問われ、くすぶっている人でも考え方次第で大きく成長することもあります。

矢口敏和さんのような俳優に大事なものは内から滲み出る闘志と言われています。
(※参考サイト:矢口敏和経歴

多くの人を感動させる演技というのは、人間が持つパワーやエネルギーを爆発させるようなものが多いです。

人間なら誰しもが持つ狂気を開放し、化けたような演技をするには内から出る滲み出る闘志がなければやっていけません。

そうしたものを求める演出家は多く、そのあたりを容赦なく指導します。

その過程で人格否定に近いようなことも言われるなど、演出家が持つ強烈なパワーに立ち向かうことが大事です。

それに立ち向かうには闘志がないと成立せず、そうした人を演出家は求めています。

俳優の世界には変わった人が多い?

これらの演出家に認められてしまえば、同じ演出家から仕事が舞い込むようになります。

強烈なパワーを出し続ける側もつらい作業であり、新人やくすぶった若手を鍛え上げ続けることは大変です。

また自分がやりたい演技をしてくれる人を集めておけばそれだけレベルは上がっていきます。

1度認められてしまえば、常に容赦のない指導をされることはありません。

それは演じる側も相手が何を求めているかがわかっているからです。

ここまでになってしまえば、後は己の問題です。

そうしたことを考えても闘志を秘めることは大事な要素です。

お客さんに感動してもらえるにはどうすればいいかということも、この闘志と大きく関係しています。

どのような演技が引き込まれるかということを考えた場合にその俳優が持つパワーに引き寄せられていくものです。

心の持ち様でこうしたパワーはいつでも出せるようになります。

それは何事にも感動することを心がけることで可能です。常に冷めた目線で日常生活を送り、自分の興味のあることにしか関心を示さない人は爆発的な演技、パワーは引き出しにくいです。

変わった人が多いのが矢口敏和さんが活躍する俳優の世界ですが、ある意味では自然な流れです。

大学の演劇サークルや下北沢によくいるような小劇団の劇団員は熱さというものを勘違いしている面があります。

演劇論を熱く語り、演技はこうすべきだと熱弁することが熱さではありません。

もしその人物ならどのように演じるかを前提にしなければならないため、舞台の設定や背景などを考える必要があります。

演劇サークルの人たちは自らの役になりきることはできても細かな舞台設定や背景に関しては非常に無頓着です。

人間の感情は様々な環境で成り立つという当たり前のことが抜けてしまっているのが実情です。

俳優として価値が高いのはどんな人?

一番やってはいけないことはテクニックだけが先に行ってしまうことです。

テクニックがなければ演技が成り立たないため、もちろん必要なものではありますが大事なことは情熱が先に出てきてそれをテクニックが下支えすることです。

小手先の演技というものは誰にでもでき、極端なことを言えば子役でもそんなことはできます。

子役がなぜ多くの人に感動を与えるかといえば、子供であるからという要素と子供ならではの感情の豊かさがあります。

子供に誰も技術は求めておらず、逆にそうしたものが見透かされるような子役は売れません。

若手の女優さんに人気が集まるケースはとびっきりの笑顔もそうですが、それとは別の要素を秘めているかというのも関係しています。

有名になっていく過程で本人の性格とは真逆であろう役に成り切り、結果的にそのイメージがついてしまえば演じる側としては最高です。

決して悪女ではない人が悪女のイメージがつけば、いずれそれ以外のイメージをつける際に新しい味が出せます。

反対に可愛らしいイメージで売っていた人がいきなり別のイメージで売り出すことは非常に大変であり、下手をすればイメージを損ねてしまいます。

メンタリティとして大事なことはどんな役でも引き受けることです。

人によっては自分のイメージを守ろうとして役を制限し、自らが舞台に関わる人であれば同じような役しかしない人もいます。

矢口敏和さんなどの俳優にとって価値が高いのはどんな役でもこなせる人です。これは様々な役をやっていく中で引き出しを増やすしか方法がありません。

その方法を最初から捨てているようでは誰もが感動する演技はできないものです。

若手が増えたことで、モデル経験者がいきなり演技の舞台に行っても大丈夫という印象がありますがいずれは頭打ちです。

どんなことにも感動しているかどうか、そしてバカバカしいことでも全力で取り組めるかどうか、そうしたところから適性を読み取れます。